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本日のテーマ「ネイティブが使う悪口」
今回のテーマは「スペイン語の悪口」!!
実際に留学生活を通じて身をもって体験した、「かなり厳選したスペイン語の悪口」を紹介したいと思います。
悪口なんてあまり知りたくないな〜と言う方はこの記事は飛ばしてもらってかまいません、、、
しかし!
スペイン語圏の人たちが悪口を使う頻度は僕たちが想像しているよりも遥かに多いので知っておいて損はないです✊
また当記事では、”厳選”ということでご紹介しています。
というのも。「悪口といえば悪口だけど、現地にいてあまり耳にしなかったな〜」というものもあったので、それらは今回省いています。
その分、日常的にかな〜り耳にする言葉を厳選していますので、ぜひ参考にしてみてください!
それでは紹介していきます!!
–当サイトの管理人–
高校時代はスペイン人監督の元でサッカーを学び、その後東京の大学でスペイン語を専攻していました。
大学2年生の時に、スペイン留学を経験。その際に学んだ『スペイン語に適した効果的な勉強法』を生かして在学中に
・DELE B2
・スペイン語検定3級全国最優秀賞
スペイン語検定4級全国最優秀賞
などの結果を収め、スペイン語の道を決意。
その後は、(株)楽天グループ グローバルスポーツ事業部にて某有名サッカー選手が携わるプロジェクトで翻訳業務を経験。
現在は高校生・大学生を中心にスペイン語レッスンや課題代行を行なっています。
趣味は『ワイン』『ビリヤード』『ドライブ』『サウナ』
各種お問い合わせは下記のLINEからお願いいたします!
皆さんからのご連絡、心からお待ちしています♪
¡Vamos a aprender juntos, Gracias!
スペイン語は悪口が豊富な言語
スペイン語悪口集の紹介に入る前に、スペイン語の悪口に関する前提知識をおさえておきます。
おさえるポイントは2つ。
まず、スペイン語は悪口が豊富な言語であること.
次に、悪口の度合いが日本人にはなかなか理解できなものが多いこと
悪口の豊富さに欠ける日本語はある意味、綺麗で上品な言葉なのかもしれませんね。
とはいえ、日本人は性格的に表の感情には出さず、裏でネチネチとした言動で嫌なことをする気質もありますし、どちらがいいかは一概には言えませんね….(苦笑)
とまあこんな感じで、スペイン語の悪口をみていく前に以下の2つは予めおさえておいてください!
- スペイン語は悪口のレパートリーが多い言語
- 日本語にはない強いニュアンスに悪口も多い
それでは本題の「これだけは知っておいてほしいスペイン語悪口・スラング」を紹介していきます!
スペイン語悪口・スラングリスト
今回ご紹介する悪口はこちら!
<紹介リスト>
・cabrón/cabrona
・mierda
・joder
・que te den
・tu puta madre
・vete a tomar por culo
・tontopolla
・me suda la polla
・imbécil
・que te folle un pez
・vete a la mierda
・burro/burra
・hijo de puta
・zorra
・perra
・carajo
・gilipollas
・coño
・maricón
・lesbiana
・hostia
・chungo/chunga
知ってるものもいくつかあるのではないでしょうか?
これから各単語の意味や使うシチュエーションなどについて解説していきますが、その前にもう一度だけ念押ししておきます。
先ほども言った通り、外国語の悪口には日本語のこれといった訳に当てはまらないものがたくさんあります。
スペイン語の悪口を紹介しているサイトは他にもたくさんありますが、それぞれ皆さんなりの解釈があっての訳になっています。
“大体のニュアンス”で捉えていただけると幸いです😌
cabrón/cabrona
これは、日常で最もよく使われる罵倒の言葉の一つ。
「クソ野郎」「おい、てめぇ」「くそったれ!」と言い放つ時、すぐにスペイン人はこれを言います。
単語のcabrónとは「雄ヤギ」の意味。
後にも多く出てきますが、かわいそうなことにスペイン語の悪口には動物の名前が多く出てきます…
またややこしいことに、
仲の良い友達同士(非常に親しい間柄のみ)の間で、相手の呼びかけの際に使う時もあります。
⚠︎女性に対して言う時は「cabrona」
chungo/chunga
cabrón/cabronaと似た感じで使われるものがこのchungo/chungaです。
男性に対して使うときは「chungo」
女性に対しては「chunga」
ドラマなどではよく「バッドガール」や「やばいやつ」と訳されています。
また、「天気が悪い」「出来が悪い」といったシチュエーションにも使うことができます。
el tiempo está chungo「天気悪い」
una película chunga「最悪な映画」
mierda / Vete a la mierda
はい、スペイン人はこれすぐに使いますからね。
単語そのものの意味は、ふんの方の「糞」。
「mierda」単体では、「くそっ」と舌打ちしながら言ったり「ちくしょう!」みたいな時に使う、ちょっと独り言のぼやきに近いですね。
そして悪口として使う際には、「 Vete a la mierda」 となり、もう定番中の定番悪口になります。
この直訳は「糞に行け!」で意味としては崩壊していますが、おそらく日本語でいう「クソくらえ!」というニュアンスに近いと思います。
ちなみに映画やドラマの中では「地獄に堕ちろ」と訳されていた時もありましたが、ただ、日本人の言う「地獄に堕ちろ」と彼らのは度合いが違うので一緒にしない方がいいと思います!(もちろんスペイン語の方が気軽に言えないほど強いです…)
また、同じ意味で「Vete a tomar por culo」 も同様によく使うので一緒に覚えておいてください!
hostia
これも「cabrón」や「mierda」と同じくらい、現地で外を歩いていると必ずといっていいほど耳にします。
先ほどの「mierda」と似た感じで「クソが!」というぼやきで使うことも多いですが、反対に、好きな対象を表現する際に「マジで」のニュアンスも秘めています。
スペイン語のh「アチェ」は発音しないので読み方は「オスティア」となるので注意してくださいね。
シチュエーションとしては
Hostia, ¡ me he quedado dormido, hoy tengo un examen!
やべえ!今日試験なのに寝坊しちまった!
Hostia, se me ha cortado.
くっそ、指切っちまった
Hostia, qué culo tiene esa chica
わお、なんていいケツしてるんだよ
最後の例文は少し下品でした….すいません😅
でもなんとなくこんな感じで使えるのかとイメージは湧きましたか?
また基本的には、「joder」 「mierda」でも言い換え可能です。
ちなみに、プチ情報として「hostia」 とは本来キリスト関連の言葉だそうで。
分かりやすく説明されているサイトがあったので一部抜粋しておきますね。
オスティアは、聖別用に用いられる円形の薄いパンのことで、「聖体=キリストの肉体」となるパンのことを言います。
引用元: Laudate
その語源は、ラテン語の“hostia”「いけにえの供え物」。
水と小麦粉だけで作られ、イースト菌が入っていない「種なしパン」で、聖別されてキリストの御体、つまりいけにえとなります。
スペイン語圏の人々はキリスト教信者が多いのにも関わらず、「hostia」 のような汚い言葉を使うのは少し理解し難いですが、とりあえず悪口の意味と本来の意味も絡めながら覚えておきましょう!
joder
「cabrón」や「hostia」と並ぶ、スペイン人が頻繁に使う言葉です。
「joder」は動詞で、本来は「性交する」「台無しにする」「イライラさせる」という意味を持っています。
「No me jodas」 は「イライラさせんなや!」「いい加減にしてくれ!」という時によく使うのでついでに覚えておいて下さい!
また、「 jódete」は後に紹介する「que te den」 とほぼ同じニュアンス。
英語の「= fack you」にあたります!
悪口以外の用途として最も多いのが、「mierda」「hostia」 と同じように何かネガティブな事を感嘆する場合や驚きを表現する時によく使います。
例えば目の前で電車が行ってしまったり、返されたテストの点数が悪かった時、先生から注意された時などにぼそっと言ったりします。笑
Joder, tengo que esperarlo más de 30 minutos… ¡puto campo!
最悪だ、30分以上も待たないとじゃん。このくそ田舎が!
Joder, qué tan mala nota es… si mamá se entera de esto….oye〜Draemoooon.
うわ〜どうしよう、なんてひどい点数なんだ。もしママに知られたら……ねえ〜ドラえも〜ん!
Prof. :Ey, Nobita, ¡Ponte fuera del aula durante la clase!
Nobita : Joder, esto no ha sido culpa de mí…
先生:おいのび太!外に立ってろ!
のび太:ええ! 今のは僕のせいじゃないのに…
困った時はとりあえず「joder」を使っとけばいいですね!(よくはない…)
また、サッカーが好きでスペインリーグの試合を見る方は、実況者がよく「Hay que joderse con él.」と言っているシーン聞き覚え無いですか?
これは、「使い物にならない、足を引っ張っている、役立たず」という意味になります。
結局、「Joder」が関わると悪い意味になることに変わりないですね….(笑)
Que te folle un pez / Que te den
この「que te folle un pez」は私自身、非常に思い出深い言葉です。(笑)
留学中のとある日、ある程度表現の意味は知っていましたが念の為意味を聞いてみると、これまで見たこともない形相に変わりこう言われました。
Ay, madre mía Junpei !! muy muy muy vulgar eh?
(オーマイーガー, ジュンペイ!! とっても下品な言葉だからね!?)
あの時の先生の何とも言えない表情はいまだに忘れられません。もちろんこの表現も。(笑)
そんな感じで前置きが長くなりましたが、意味自体は英語の「Fuck you」と同じらしいです。
ただ、英語よりはスペイン語の方が意味合いが強め!
「follar」という単語が使われていますが、これは「性交する」という意味。
そして、「pez」が「魚」の意味。
つまりどういうことかもうお分かりですよね・・・(いや、わからん!)
日本語に訳せば下品ではありますが、スペイン語ではこれがかなりの侮辱表現となるらしいので、皆さんも気をつけましょう!
burro / burra
元々の意味は「ロバ」、あの動物のロバです。
しかしこれを一度、人に対して使うと「働き者」「愚か者、間抜け」という意味に。
そうです、このロバの働き物な一面を皮肉込めて相手に使うのです!
使い方は、「Qué burro eres!(なんて馬鹿なんだお前は!)」や「Burro!Burro!(バーカ!バーカ!)」のような感じです。
中でも私がよく耳にした場面は、現地でのサッカー観戦の時。
審判がおかしなジャッジをした際に、観客総立ちで「Burro!Burro!」と煽っていました。
審判も大変な仕事ですよね…..。
ちなみに、スペインのアンダルシアにある「白い村」でお馴染みのミハスでは、”ロバタクシー”というものがあり、言葉通り働き者で頑張ってくれています!
Puta
これまたスペイン語でよく耳にする言葉ではないでしょうか。
単語の意味は、「売春婦」。
「Eres puta!」や「Puta!」とだけ言ったりもしますが、最も多い使われ方は「hijo de puta」でしょう。
直訳すると「売春婦の息子」。
つまり、相手のお母さんを侮辱する言葉となります。
※女性に対して使う場合は「hija de puta」.
日本語で相手のお母さんを侮辱する代表例は「お前の母ちゃんでべそ」くらいですが、ここで改めてスペイン語の悪口の度合いが日本語とは違うことを実感しますね。
また、現地の壁の落書きやYoutube、インスタのコメント欄ではよく「HDP」という言葉がみられますが、これは「Hijo/a de puta」の頭文字をとった略称。
こちらのスペイン人Youtuberの方がとても面白く解説してくれていますので、皆さんもリスニングがてらどうぞ!
zorro / zorra
これは少し日本語の表現と似ている部分がある、女性に対して使う侮辱の言葉です。
「zorra」 は「メスの狐」という意味で「perra」 は「メスの犬」を意味します。
日本語ではよく男性を騙す悪賢い女性の事を「女狐(メギツネ)」と言いますが、それのスペイン語版だと思ってください!
ちょうどルパン三世の峰不二子のような女性を指すのではないでしょうか?
世の男性はみんな好きですよね〜。(笑)
日本語で「女狐」だと大した侮辱の意味に捉えられませんが、「ビッチ」と訳す方がしっくりきますね。
また、「メス犬」を意味する「perra」 もまた同様の意味。
※ついついメス犬のように可愛らしくて愛おしい人に「Eres una perra」なんて言ってしまったら大ごとですのでくれぐれもご注意を!
全く別の意味になってしまうので!(笑)
carajo
そろそろ皆さんも下品な言葉に慣れてきたのでは?(笑)
「carajo」の意味は、「男性器」。
これを「驚き・怒り・侮辱」といった感情が絡む際に呟くのです。
日本語では、「クソが!」「ざまあ〜」のようなニュアンスですかね。
そして、次にご紹介する「coño」も似たような感じで使用します。
coño
意味は、「女性器」。
生理器の連続でもう勘弁してくれよ、、、って読むのやめないでくださいね!!
こっちの方がさっきの「carajo」より圧倒的に使用頻度が高いです!!
主に使用するシーンは次の2つ。
① 驚き・怒り・歓喜
これは先ほどの「carajo」と基本的に同じニュアンス。
唯一違うのは「coño」の場合、嬉しい時にも使うことでしょうか。
例えば久しぶりの友達に会った時、スペイン人はめちゃくちゃ使います!
Coño, ¡Cuánto tiempo sin vernos!
うわまじか!めっちゃ久しぶりじゃん!
② 一体〜
こちらもめちゃくちゃ使う「一体〜、まじで〜」という用法です。
日本語でもよくありますよね。
「お前まじで何してるん」「もう一体なんなのよ!」みたいなシーン。
そんな時は最初に感嘆(!)を表す「Qué」を入れてこのように言いましょう。
Qué coño quieres hacer !?
一体何がしたいん!?
gilipollas
シンプルに度合いが強めの「バカ野郎」「クソ野郎」です・・・(え、それだけ!?)
他の悪口のツッコミ所が多すぎた分、中にはこういう特に触れる事のないものもあります。(笑)
imbécil
この imbécil の場合は、「(知的障害のある、ないしは障害的な)バカ」というニュアンスが含まれます。
おそらく日本語訳で最も近いのは「ガイジ」でしょう。
絶対に使ってはダメですからね!!
vete a tomar por culo
「Vete a la mierda」の所で一度紹介しましたが、個人的にもよく使っていた悪口がこれ!
意味としては、 「Vete a la mierda」 /「 A la mierda」 /「 Que te den por culo 」とほぼほぼ同じ。
知らないといくら訳しても意味には辿り着かない、面倒な悪口です。笑
me suda la polla
これは悪口と言うよりは何か反論したい時に言う感じですかね。
「まじでどうでもいい」「くそどうでもいい」「俺には関係ねえ!」といった具合です。
そして、これは直訳するとかなり面白い意味になります。(笑)
「私は○ン○ンに汗かいてる」です・・・。
もうこっちとしてもいい加減にしてほしいくらいですよ(苦笑)
tontopolla
この単語は、ある言葉と言葉を合体させて作られたものになりますが皆さんお気づきでしょうか。
そう、正解は「tonto」と「polla」。
tontoは「バカ」.
pollaは「男性器」.
とんでもない組み合わせをしてきた、さすがスペイン人です。(笑)
そして出来上がる意味は、「おま、めっちゃアホ〜!」です。
言葉で説明するといまいちですが、よくおもしろハプニング映像で見るようなシーンありますよね?
バナナで転んだり、スケボーで滑って階段の手すりで股間をぶつけたり、などなど、そんなシーンでおもいっきり笑いながら相手に言うのです。
Tontopolla!! hahahaha (おま、めっちゃアホ〜!wwww)
まとめ
今回は「現地でよく使われるスペイン語の悪口」をテーマにご紹介しました!
正直、他にもまだスペイン語の悪口やスラングは山ほど存在しますし、またどこかで若者言葉が増えていることは間違いありません。
しかし、今回ご紹介したこの悪口・スラングさえ頭に入れておけば90%以上通用します!
そして、実際に現地行くと痛感しますが、本当にスペイン人は「puta」「joder」「cabrón」「hostia」「mierda」の5つしか使わないほど、これらは四天王ならぬ、悪口五天王です!(笑)
ぜひ日本にいる間に、”日本の大学では教えてくれない”ネイティブが現地で使うスペイン語の悪口を当記事で覚えておきましょう!
ここまでご覧いただきありがとうございました♪
Chao!